つなブログ

日々の記録です

憧れのロシア 街編

ロシアは安い。バスやメトロは60円で乗れてしまう。しかも、ちゃんと時間通りに来る。よく「日本の交通機関は時間通りに来るから凄い!」みたいな事を言う日本人がいるが、ロシアもちゃんと来る。

むしろ、京都市バスの方がコンスタントに遅れて来る。京都はロシアの市バスを導入して欲しい。ただ、バスが発進して暫くドアを開けっ放しにする運転手が居るので怖い。寝ぼけて転んだら死バスになる。

メトロに乗るときは切符の代わりにコインを購入する。このコイン、窓口で買ってから改札ですぐに使うので、儚い。儚さが気に入って余分に購入し、こっそり財布に入れた。押し花を作る気分に似ている。

ロシアのメトロはとにかく深い。エスカレーターは数分続き、地下ダンジョン感がすごい。一体どこまで降りるんだ。なお、ロシアのエスカレーターは右待機だ。

それでは続けてロシアの建物たちを抜粋して紹介していこう。

血の上の救世主教会

名前がめちゃくちゃ格好良い。この名前の由来は、革命に自信ニキなナロードニキ達によってアレクサンドル二世が手榴弾で殺された事に由来する。そんな彼が傷を負った場所がこちらだ。

こちらだ、と言われても困る。

血生臭い背景とは裏腹に、外装はお菓子の城みたいにカラフルで楽しい。一番大きなクルクルが工事中だったのが心残りだ。

エルミタージュ美術館

ロシアの建物は入り口が分かりにくい。エルミタージュでは、予めオンラインチケットを買った人は地味な裏口から入る必要がある。明らかに正面みたいな入り口から入ろうとすると、「入り口はこちら」看板を見ることになる。壁の張り紙に頼るしか無いのだが、エルミタージュはなんとこの張り紙の矢印の向きが間違っていた。何を信用すればいいんだ。

スペースミュージアム

ソ連時代から続く宇宙工学技術を展示した博物館だ。男の子なのでこういうのを見るとワクワクしてしまう。宇宙というだけで格好いいが、これにソビエトの力強さを加えるとたまらない。

ウォッカミュージアム

京都と言えば抹茶、ロシアといえばウォッカである。その辺のスーパーに行っても、お酒コーナーのウォッカの充実具合が半端ない。その上ボトル1本数百円と異常に安く、バーでのワンショットは200円位だ。そんなロシアに「ウォッカミュージアム」なる場所があると聞いたので、かなり期待して訪れた。

ウォッカ天国だ。銃の形をしたウォッカから、数十万のウォッカまで幅広い。更には試飲コーナーもあり…

飲もうと思ったら、これは団体客向けだからダメと言われてしまった。なぜだ、憤りを隠せない。ミュージアム自体も、ミュージアムという程広くはなく、ウォッカ大好きな人の部屋程度の規模でガッカリした。

悔しいので、その辺のスーパーで一番高かった2本(1000円位)を買ってしまった。ツァールスカヤとベルーガだ。悔しさは金と酒で解決するしかない。

さよなら

その他にも、クンストカメラやペテルゴフ、政治博物館など色々と巡った。次の国はエストニアだ。深夜バスの国内線に乗り込み、途中国境超えの為に2,3回起こされつつも、バスに揺られて隣の国へ向かった。エストニアではどんな出会いがあるのだろうか。(つづく)